2016.12.15 Thursday 21:44

陸前高田

 12月13日、陸前高田に行きました。本当に久しぶりでした。全く地形も何も変わって、みんなここで暮らしていけるのかという思いが、だんだん胸の中にあふれて、それはまるでボディーブロウのように後で効いてくるのでした。絵本プロジェクトの友人が、やっと仮設住宅から、公営住宅に移ったのを見に行ったのです。
 そして、驚くことに、ちょうど弟の舟越桂が中学校で展覧会をしていました。あまりの偶然に驚きながらも、好きな作品と、彼に会って握手をして、いい時間でした

 

↑2012年2月以来の陸前高田訪問でした。

 

↑移動展覧会のチラシ。

 

↑絵本プロジェクトの仲間と記念撮影。

 

末盛千枝子

 

  • - | - | - | - |

2013.10.04 Friday 22:39

IBBYロンドン大会のこと

 これを書いているのは2013年の10月3日ですが、先日旧知の、と言っても若い人ですが、とても素敵な編集者が話を聞きに八幡平まで来てくれました。彼女は、話を聞きながら、IBBYロンドン大会での話を聞きたかったと言っていましたが、私はとっさに文章はどこかにあるかもしれないけれど、としか返事が出来なかったのです。すると翌日、彼女からYou-Tubeに開会式の様子が出ていて、私の話が全部見れると教えてくれたのです。教えられたYou-Tubeを見ると、驚いたことにあの2012年8月のロンドン大会の開会式の様子が出てきました。

 そして,ほとんど最後のところに私が登壇して、「津波の様子の展示を見に来てください、そして朝早いけれど、報告も聞きに来てください、」と訴えている様子が再生されました。

 なぜ私が開会式で話すことになったかと言うと、震災の報告のために私たちに与えられた時間は3日目の朝8時半でした。それで、そんな時間に聞きに来てくれる人は少ないだろうと思い、大会委員長が長年の友人でしたので、開会式に5分でいいから時間が欲しい、お願いだから東北の話を聞きに来てくれるように訴えさせてくれ、話させてくれ、と頼んだのです。すると、すぐに返事がきて、5分だけよ、と言われたのです。そのために、本番の話のほかに開会式での5分間と二つのスピーチを用意する羽目になりました。でも、それで良かったのです。その中で、「花は咲く」という歌に英語のテロップを付けたものを世界中の人に見てもらうことが出来ましたし、東北だけでなく、世界中で、いろんな困難の中でほとんど絶望しそうになっても生きようとしている人たちに希望するということの気持ちを届けることが出来たと思っています。

 そのYou-Tubeは以下をクリックすると見ることが出来ます。私が話しているのは最後のところです。

>YouTube

末盛千枝子
  • - | - | - | - |

2011.07.07 Thursday 10:17

子どもたち

 野田村にえほんカーで初めて行ったときの話を聞きました。「ぼく、この本、4歳のときから大好きだったんだ。」と言って『ぐりとぐら』を抱きしめている子がいたそうです。でも、その子は、結局他の本をもらっていきました。おまけに、その子は5歳でした。

岩泉に行ったときのこと。保育園でお昼寝から覚めて、みんなでおやつを食べていましたが、目の前にいたふたりの男の子の会話。「お前のうちのお爺さん、宮古に住んでる?」「うん。」「うちの母さんが行ったことがあるんだって。家は大丈夫だったの、流されなかったの?」「うん、大丈夫だった」「そう、良かったね」そして、またおやつを食べ始めました。これ3歳児の会話です。

また、岩泉で絵本をプレゼントして帰るとき、ちいさな男の子たちが、次から次へとハイタッチしてくれました。生まれて初めてのハイタッチ経験でした。小さな手でした。

さらに、4歳ぐらいの男の子が、友達の選んだ本をみて、「この人、たくさん
本を書いているんだよね」と言いました。わたなべしげおさんのことでした。スゴイ!

宮古に行ったときのこと。園庭で、選んだ本を袋に入れてもらった3人の子が、お互いの本を覗きこんで、見せあっていました。なんだか嬉しい光景でした。

やはり宮古で、見ていた人から聞いたのですが、一生懸命小さい子のための本を探している年長の女の子がいたそうです。聞くと小さい妹のために自分の分で選んでいたのだそうです。まるで、ゾロトウの「おねえさんといもうと」みたいですね。

末盛千枝子
  • - | - | - | - |

2011.04.25 Monday 09:45

amazon

自分の好きな本は手放せないからと、わざわざamazonなどで本を購入し、送ってくださる方もずいぶんおられます。先日届いたamazonからの荷物を開けたところ、中には、ただ一冊、佐野洋子さんの『100万回生きた猫』が入っていました。本には最近亡くなった佐野さんを偲んだ帯がついていました、「佐野洋子さんありがとう」と。送ってくださった方の思いが偲ばれました。

先日、大船渡の綾里保育園に絵本を届けたときのこと、読み聞かせの後で、子どもたちに自分の好きな本を持って帰って良いと告げると、子どもたちは目の色を変えて、いろんな本を選んでいました。何冊も抱え込んでいる子もいれば、自分の気に入る本を見つけ出すまで、頑として、他の本には目もくれない男の子もいました。その子に、男の子が好きそうな本を「これはどう?」とすすめてみましたが、「いや」というのです。そして、最後にやっと自分の気に入った「ちび黒サンボ」を見つけて、大事そうに抱えて、ニッコリしていました。考えてみれば、私たちも、本を探している時に、何でもいいわけではなく、自分の気にいった本が欲しいのは当然のことです。そして、もうひとつ嬉しかったのは、一緒について来たお母さんたちも、自分の好きな絵本を選んで嬉しそうに持って帰ったことでした。自分のためにも絵本を選んでいたのでしょう。
とても嬉しいときでした。

末盛千枝子
  • - | - | - | - |

<<new | 1 / 1pages | old>>
 
CALENDAR
NEW ENTRY
ARCHIVES
CATEGORY
PROFILE
MOBILE
LINK
SEARCH
OTHER

Copyright (C) 3.11 ehonproject iwate.,All rights reserved.